ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
正午現在 92.21/25 1.4275/79 131.66/70
午前9時現在 92.22/24 1.4272/74 131.62/69
NY17時現在 92.24/29 1.4263/68 131.51/59
正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点とほぼ同水準の92円前半で取引されている。海外市場でドルが全面安となった流れを引き継ぎ、ドルは朝方一時91.94円と7週間半ぶりの安値を更新したが、4日に8月米雇用統計の発表を控えたこの日はファンド勢の動きが鈍く、ドルが大きく下押しするには至らなかった。
市場では、8月のADP全米雇用報告で民間部門雇用者が29万8000人減と予想より悪い結果となったことで、4日の米雇用統計に対する警戒感が広がっており、米国債利回りの低下や米大手ファンドが販売する新ファンドの解約禁止条項もドル安材料と見なされている。
クロス円は軟調ながらも、日経平均や上海総合株価指数の値動きが小幅にとどまったため、前日海外市場の安値を下回ることはなかった。ドルは92円付近の損失確定売りを巻き込んで安値をつけたが、その後は92円前半に小幅反発した。
<ファンド勢の動きに警戒感高まる>
きょうの東京市場ではファンド勢の動きが鈍かったが、年末にかけて投資家によるファンド解約増加が見込まれる中、「最近はドル高でワークしなくなっているので、ドル安の方向に仕掛けてくる可能性が高い」(外銀)との声も聞かれ、ファンド勢が主導するドル安に対する警戒感が高まっている。
「これから年末にかけて多くの投資家がファンドから資金引き揚げに動くだろうし、ファンド勢は、ポジションを振り回してなんとかトレーディング収益を確保するという動きが強まるだろう」(ファンドマネジャー)とみられている。
市場では、米投資ファンド、サーベラス・キャピタル・マネジメント[CBS.UL]が、資金の流出を防ぐため、新たに設定する2つのヘッジファンドの解約を3年間禁止することが話題となった。
2日付の英フィナンシャル・タイムズ紙(FT)によると、米投資ファンド、サーベラス・キャピタル・マネジメントは、新たに設定する2つのヘッジファンドの解約を3年間禁止した。
サーベラスは、クライスラーやGMACへの投資で損失を出したことを受け、傘下のヘッジファンド「サーベラス・パートナーズLP」と「サーベラス・インターナショナルLP」で解約請求が相次ぎ、両ファンドは昨年12月に解約を停止し、昨年第4・四半期に新規投資も停止した。昨年の運用成績は20%以上のマイナス。
<米金利低下>
前日の米国債市場では、米連邦準備理事会(FRB)が2010年に入ってもしばらくゼロ金利を維持するとの見方が強まり、米債利回りが全般的に低下した。米金利低下はこれまでデリバティブ関連のドル買い需要を生み、しばしばドル高要因とみなされたが、現在ではドル安要因ととらえる参加者が多い。前日海外市場でのドル安局面でも、米金利低下が背景の1つと見なされた。市場では、米債利回り低下が一部のファンドの巻き戻しによるものとの憶測も聞かれる。
指標となる米国債10年物利回りは現在3.315%付近で、前日NY市場終盤の3.307%付近から若干上昇している。
<ECB、MOFデータ>
きょうは欧州中央銀行(ECB)の理事会が開かれるが、市場では、ECBが主要政策金利を1.0%に据え置くとの見方がコンセンサスとなっている。
「主要な注目点は次回の1年の資金供給オペの提示金利が引き上げられるかどうか、景気見通しが前回(6月)からどの程度引き上げられるかの2点」とJPモルガンチェース銀行のシニアFXストラテジスト、棚瀬順哉氏は話している。
ユーロ/円は131.30円付近。朝方131.76円の高値を付けたが、一時131.15円まで下落した。「131円半ば付近からユーロの売り戻しが出て、再びユーロが軟調になった」(邦銀)という。前日海外市場では131.01円まで下落し、7月15日以来の安値を更新した。
財務省がけさ発表した8月23日─8月29日の対外及び対内証券売買契約等の状況(指定報告機関ベース)によると、対内株式投資は867億円の資本流入超、対外債券(中長期債)投資は781億円の資本流入超、対内債券(中長期債)投資は82億円の資本流入超となった。資本流入超は円高のインプリケーションがあるが、規模が比較的小さいため、市場で直接的な反応は見られなかった。
7週間半ぶり安値ですか。
しばし様子みないといけませんね。